第9回サンクトペテルブルク・国際リーガルフォーラムに参加して来ました。
本年度も、5月14日~同17日まで、サンクトペテルブルクにて国際リーガルフォーラム(以下「サンクト・フォーラム」といいます。)が開催されました。
日露法律家協会からも、川村明共同議長を筆頭に、多くの協会会員が参加して参りました。
毎年5月に開催されるサンクト・フォーラムは、ロシア連邦司法省が主催して2011年5月を第1回目として開催され、早いもので、本年度(2019年)で9回目の開催となります。
参加者数は毎年増加し、本年度は、124か国から計5040名の参加を得たとのことです。
5月14日午前中は、サンクトペテルブルク国立大学を訪問して参りました。そのご報告は2019年5月14日①記事『サンクトペテルブルク国立大学を訪問しました。』をご参照くださいませ。
本年度のサンクト・フォーラムも、同14日午後6時から、世界的に著名なサンクトペテルブルク・フィルハーモニア劇場大ホール(Санкт-Петербургская филармония, Большой зал)にて開会レセプションが行われました。
その後、第2回リーガル・アワードの授賞式典に移りました。
このリーガル・アワードは、法学研究分野における発展に寄与貢献する論文を執筆した候補者について、世界の各大学から推薦を受け、サンクトペテルブルク・リーガルフォーラムの受賞者選考委員会が最終選考した研究者1名に対して授与される賞です。選考委員会では、昨年は日露法律家協会の顧問である小島武司教授(民事訴訟法)が審査委員をつとめ、本年度も、当協会の川村明共同議長が審査委員をつとめられました。
本年度は、英国オックスフォード大学教授のJeremias Prassel博士が執筆した労働法に関する研究論文“People as Service”に対して授与されました。
その後、カルチャープログラムに移り、世界的に著名なピアノ演奏家ボリス・ベロゾフスキー氏によるラフマニノフのソナタ2番等の演奏が披露されました。
その後のカクテル・レセプションにて、中野由紀子事務次長(弁護士)も合流しました。これにて、翌15日に予定される第4回カウンシル・ミーティングの日本側の主要メンバーも揃いました。
カウンシル・ミーティングの様子は、次の記事『2019年5月15日第4回カウンシル・ミーティングが開かれました。』にてご報告いたします。
皆さま、引き続き宜しくお願いいたします(文責小川)。